【安くなる!?】賃貸契約時の注意点を参考動画とともに紹介!

(※本記事は2022年5月15日現在のもの)

 

参考になる動画

リベラルアーツ大学 両学長

『第135回【10万円以上安くできる】賃貸物件をお得に借りるテクニックまとめ【保存版】【お金の勉強 初級編】』(https://www.youtube.com/watch?v=guYWHR2-_P8&t=477s)(53:51)

 

およそ一時間の動画内に賃貸契約時の注意点や交渉内容について非常に分かりやすくまとめて解説してくれている動画です。

上記の動画を視聴して個人的に特に重要だと感じた点を紹介していきます。

また、動画が難しく感じた方や、長編動画を見る時間のない方向けのおすすめ動画のURLも「おわりに」の部分で紹介していますのでそちらも参考にしていただけると幸いです。

 

具体的な申し込み手順と注意事項(41:40~)

 

①SUUMOやHOMES等の検索サイトで気になる物件を探す

不動産屋に直接行っても問題なし。

 

②お問い合わせを送って内覧申し込みをする

この時点からメールでやり取りして証拠を残しましょう。

契約後に条件が違っていたり、退去時に不当な請求をされた際に証拠として残すために電話ではなくメールで記録に残しましょう。

 

③内覧に行く

実際の物件を見に行きましょう。

この際、申込書への記入は避けましょう。

仮申し込みなどと言って申込書の記入を進めてくる場合がありますが、管理会社によっては一度申込書を記入した後に別の業者からの契約はできないという事態に陥りかねませんので注意しましょう。

対策としては持ち帰って保証人(親族等)に相談するなどと言ってその場を乗り切りましょう。それを拒む業者でしたらやめた方が無難でしょう。

また、この時点での手付金の支払いは避けましょう。

 

④他の業者にも相見積もりを取る

SUUMOやHOMESで他の業者を探しましょう。コメント欄等にて初期費用を確認したい旨を記載し、見積もりを依頼しましょう。見積もりを拒む業者は避けた方が無難でしょう。

良い業者であれば仲介手数料や防虫駆除費等が安い傾向があります。

 

⑤安かった業者と必要な所は交渉する

こちらもメールにてやり取りを記録しましょう。

必要な所については以下で説明する「❸相場を知って適切に交渉しよう」の部分を参考にしましょう。

 

⑥契約

契約日よりも前に特約事項だけでも先にメールで貰っておきましょう。特約事項にじっくりと目を通して理不尽な内容が記載されていないかを契約前に必ず確認しましょう。

 

安く借りるコツ

 

動画内では「安く借りるには良い仲介業者を探すこと(結論)」であると説明されています。

以下、家を安く借りるコツについて細かい内容を説明していきます。

 

 

「家を安く借りるコツ」3ポイント(05:29~)

「❶賃貸業界の仕組みを知ろう」

ここでは詳細を省きますが気になる方は動画を参考にしてみてください。

 

「❷良い業者を見つけよう」

・必ず相見積もりを取る

相場を知るために必ず3社以上から見積もりを取る

・不動産会社のブログ・ホームページを見る

ホームページやブログの内容が賃貸不動産選びに無益な情報を記載している不動産会社は避けた方がよいでしょう。

・中にはキャッシュバックしてくれる業者も

 

「❸相場を知って適切に交渉しよう」

値下げの余地がない場合を除き値下げ交渉の余地があります。

値下げ交渉時の注意点は言った言わないの水掛け論を避けるために必ずメールやLINE等で行い記録を残すことが重要です。

 

値下げ交渉時の狙い目(19:45~)

 

・敷金・礼金・・・値下げ交渉の余地あり。仲介業者が上乗せしている場合あり。必ず複数社見積もりを。

 

・賃料・共益費(2か月分)・・・値下げ交渉が入る前提で多少高めに設定している場合あり。フリーレントをお願いする手もあり。

 

・保証会社加入料・・・仲介業者が上乗せしている場合があるため要注意。相場は家賃の50%程度。

 

・仲介手数料・・・賃貸住宅の仲介手数料は原則家賃の0.5カ月分。無料になることも多いため必ず相見積もりを。

 

・害虫駆除・室内消毒・ハウスクリーニング・・・清掃の内容を確認し、不要な場合はハッキリと伝えることが重                        要。

 

・火災保険・・・仲介業者側が火災保険会社を指定する権利はない。自分で選んだ安い保険に加入したいと伝えることが重要。

 

・鍵交換費用・・・相場より高い料金設定になっている(相場は1万円程度)。自分でやるから不要と伝えてみると良。

 

請求されたら絶対に拒否すべき内容(20:16~)

本来は必要のない費用ですが、仲介業者が売り上げを上げるために設定する費用もあります。

 

・書類作成費

仲介業者が取っていい手数料は「仲介手数料」のみ。書類作成費は不要。請求された場合は支払いを拒否しましょう。

 

・簡易消火器

家主(大家)が負担すべきものであり、入居者が負担する必要はない。消火器の設置費用を請求された場合は支払いを拒否しましょう。

 

・害虫駆除費・抗菌・室内消毒

虫が沸かないように業務用の薬剤で消毒をするという名目で、実際にはやらないケースがほとんど。仲介業者の売り上げを上げるための不正と認識すべき(※)。また、その他の名前(浴室コーティング、ハイブリッドコーティング、光触媒コーティング等)でも請求される場合があるため要注意。害虫駆除費を請求された場合はハッキリと不要である旨を伝えましょう。

(※)未使用の消臭スプレーをガス抜き処分中、誤って引火し爆発した事例あり。札幌のアパマンショップが害虫駆除用に消臭スプレーを大量に購入していたが、実際には使用しないため一度に120本のスプレー缶を噴射したところガスが充満し、引火爆発。

 

・安心入居サポート

室内の見守りサービスは火災保険で対応済み。また、設備のための保険は家主(大家)負担が原則。仲介業者が売り上げを上げるために設定する費用のため不要である旨をハッキリと伝えましょう。

 

上記の内容を請求された場合には「消臭などの費用は強制だという内容を記録するのでもう一度お願いします。専門家に確認いたします。」などと言うか、メールで記録を残しましょう。

そもそもこれらの内容を強制する仲介業者は避けるべきです。

 

特に下げやすい項目(25:15~)

 

・仲介手数料

高めに設定している場合が多い。仲介手数料ゼロの仲介業者も存在するためまずは仲介手数料ゼロの仲介業者を選択しましょう。

(※)「宅地建物取引業法 (報酬) 第46条 第4

宅地建物取引業者が宅地又は建物の貸借の媒介に関して依頼者の双方から受けることのできる報酬の額(当該媒介に係る消費税等相当額を含む。以下この規定において同じ。)の合計額は、当該宅地又は建物の借賃(当該貸借に係る消費税等相当額を含まないものとし、当該媒介が使用貸借に係るものである場合においては、当該宅地又は建物の通常の借賃をいう。以下同じ。)の一月分の1.08倍に相当する金額以内とする。この場合において、居住の用に供する建物の賃貸借の媒介に関して依頼者の一方から受けることのできる報酬の額は、当該媒介の依頼を受けるに当たって当該依頼者の承諾を得ている場合を除き、借賃の一月分の0.54倍に相当する金額以内とする。

 

・火災保険

火災保険とは借り手側が賃貸住宅を火災により燃やしてしまった場合や、水のトラブルにより水没させてしまった場合に必要な保険のため加入は必須。ただし、仲介業者指定のぼったくり保険会社に強制加入させられる場合もあるため要注意。基本的には2年間で2万以上の火災保険はぼったくりであるという認識で良い。火災保険会社を選択する自由・プランを選択する自由は入居者にあるため、ぼったくり火災保険会社への強制加入をさせられそうな場合は「火災保険会社はこちらで選べますよね?」「保険会社の指定はできませんよ?」などと強気で交渉しましょう(※)。

 

(※)おすすめの火災保険

「東京海上ホールディングス 日新火災 お部屋を借りるときの保険(https://direct.nisshinfire.co.jp/oheya/)」:年間保険料4000円~

 

「こくみん共済<全労災> 住まいる共済(火災共済・自然災害共済)(https://www.zenrosai.coop/kyousai/kasai.html)」:年間保険料3800円(目安)

 

交渉の余地がある項目(31:10~)

 

・賃料・共益費

この項目については大家への交渉箇所。コツは「交渉ができたら申し込みします」「家賃を1か月サービス(フリーレント)か、賃料を3,000円下げてもらえないですか?」などと選択肢を二つ用意しましょう。家主(大家)側に本気で契約を考えている旨が伝わるように交渉すると良。

※仲介業者側から即決で「交渉はできない」と勝手に判断された場合は、すぐに担当を変えてもらうか別の仲介業者を選択しましょう(仲介業者がその場で判断できる内容ではないため)。

 

・敷金・礼金

こちらの項目についても大家との交渉になる。ただし、礼金については仲介業者が上乗せしている場合があるため要注意。複数の仲介業者に相見積もりを取って対処しましょう。

 

・ハウスクリーニング

入居時に請求される場合と退去時に請求される場合あり。入居時の場合は内覧の際にキレイであれば不要である旨を伝えましょう。退去時の場合は交渉して特約を外してもらいましょう。国土交通省の『現状回復をめぐるトラブルとガイドライン:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000020.html』(国土交通省作成の賃貸契約時のトラブル対応マニュアル)には原則はクリーニング費用は大家側で負担するのが妥当であるという旨の記載も有るためこちらも参考にして交渉しましょう。

 

・鍵交換代

通常のキーシリンダーは1万~1.5万円程度で交換可能です。そのため鍵交換が必要な方は自分で交換した方が安く済みます(契約書に鍵を個人で交換してはいけないという記載がある場合は除く)。

鍵交換が不要な方は前の型と同じもので構わない旨を仲介業者に伝えましょう。

(退去時の鍵交換費用については自己負担になるケースが大半のため要注意。)

 

・保証会社加入料

相場は家賃の1か月分の50~80%程。家賃保証会社の負担額が記載されたパンフレットがあるため、見積もりをお願いするタイミングで一緒にもらいましょう

おわりに

 

今回ご紹介した動画は賃貸契約の注意点について約1時間かけて丁寧に説明されていてわかりやすく感じました。

筆者も近々賃貸物件を探すところでしたので非常に参考になる動画でした。

 

また、漫画でわかりやすく簡潔に説明した動画も投稿されているため長尺の動画を見る時間のない方にはこちらもおすすめです。

『【10万円以上安くできる】賃貸物件をお得に借りる方法~見積書をチェックしてボッタクリを回避しよう!~【マンガで解説】』(https://www.youtube.com/watch?v=-dE5xRYIhNA)(14:13)

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です