兼業投資家歴3年目の投資手法

UnsplashのDallas Reedyが撮影した写真

 

今回は兼業投資家歴3年目の筆者の投資手法をご紹介いたします。

この記事は

・株式投資に興味があるけど投資法はわからない

・自分に合った投資手法を探している

・株式投資をするにあたってある程度のルールを定めたい

こんな方におすすめの記事となっております。

「こんな手法で運用している人もいるんだな」くらいの軽い気持ちで読んでいただけると嬉しいです。

また、今回紹介する手法は兼業投資家の筆者の立場でのルール設定をしています。ご自身の立場や環境、運用資産額等に合った投資手法を選択することをおすすめします。

※本記事は投資手法の一例を紹介することを目的としています。特定の銘柄の購入や投資手法を推奨するものではございませんので投資は自己責任でしていただきますよお願いいたします。

 

筆者の投資手法

コアサテライト投資法

コアサテライト投資法とはポートフォリオをコア(核)となる投資先とサテライト(衛星)となる投資先に分けて資産運用する方法です。
投資先の種類は多様ですがコアの部分の運用資金額が1番多く、サテライト部分で分散投資をする手法です。
私の場合はコアに国内高配当株を、サテライトに米国インデックスファンドを積立NISAで積立ながら運用しています。

 

コア(国内高配当株)の運用手法

高配当株の運用手法は、シンプルで安く買って利益が出るまで配当をもらいながら持ち続け、利益が出たら売るという方法です。
利益に当たる部分についてより詳しく説明すると購入時点から7年分の配当金+購入時点から株価が1.5倍まで上昇した分の含み益になった時点で売却します。

簡単な例で説明すると

ex.株価1000円の株×100株=10万円  配当利率5%の場合

7年間保有し続けた場合にトータルで貰える配当額
年間5000円×7年=3万5000円

10万円の1.5倍で15万円→含み益5万円

を合わせて8万5000円の含み益が出た時点で売却します。

また、経営方針の変更や業績の悪化(不正によるものなど)、減配等、期待から大きく外れるような場合には含み損益関係なく売却します。高配当株の売買タイミングについては、ご自身の運用目的や運用予定年数によって判断することをおすすめします。

先程紹介した計算方法については、増配するシナリオを思い描いていた場合には増配分の利率を掛けて計算するのも有りだと思います。

サテライト(米国インデックスファンド)の運用手法

米国インデックスファンドについては、S&P500連動の投資信託を購入しています。購入時期については余程のことがなければ何も考えずドルコスト平均法で積立続け、20%以上の含み益が出たら売却しています。
というのも、積立NISAで20年間満額積立た場合の元本が800万円になり、私が期待する投資リターンは複利が効いて1.2倍の960万円になればいいと思っていますので、20年待つより早くリターンを得られる期待値が上がるためそのような手法を取っています。
また、売却後はサテライトで増えた元本をコアに回して少しでも早くコアの運用額を大きくして、サテライトはまた一から積立直して20%以上の含み益になる日を待ちます。

最近はコアの国内高配当株が軒並み上記の基準を超えたため、1度売却し再度投資機会が到来する時を待っています。
ちなみに前回高配当株を購入した時点の日経平均株価は25500円台で、今回売却した時点では33500円台だったので日経平均株価が8000円上昇した時点で売却したことになります。
株式市場の歴史を振り返ると短期間でここまで上昇することは珍しいため、長期投資(5~10年)を見据えた手法であるということだけはお伝えしておきます。

現在の投資手法

現在のポートフォリオについては直近2年以内に上場した新規銘柄の中から期待できる銘柄を探して少しづつ保有する方法を取っています。
普段はIPO銘柄はボラティリティ(株価の値動き)が大きくリスクがあるため避けているのですが、上昇相場のため下がるリスクよりも上がる可能性の方が高いと考えた上での投資判断です。
しかし、こちらについては配当が無いものや低利回りのものが多いため短期〜中期を想定し、購入時点より10%以上株価が下がった場合には損切りしています。売却時期については未だ検討中なのですが、含み益が50%(株価1.5倍)を超えた場合には売却する予定です。
こちらの手法につきましてはそれなりのリスクが発生しますので慎重に判断することをおすすめします。

 

おわりに

株式投資をする上で短期、中期、長期、超長期といった時間軸の違いによってリターンや運用手法、投資先が違います。
ご自身の環境や年齢などによっても取れるリスクが変わるため投資手法は十人十色になるため、誰かの真似をしたからといって上手くいく保証はありません。

また、株式市場には大口投資家や機関投資家、海外投資家や個人投資家といったようにたくさんの市場参加者がいて、経済動向や為替、金利動向、企業業績やそれ以外の様々な要素によって株価は日々変動し続けています。
そのため、自分都合で投資をすることは投資ではなく投機(イチかバチかで取引をすること)になります。
あらゆる要素を総合考慮し、自身のリスク許容度内で投資することが最も重要だと思います。

株式市場には様々な指標や動向、アノマリー(説明のつかない市場の規則性のこと)、株価に影響するイベント、チャートの見方、信用倍率、企業業績、PBR・PER……など沢山の情報があるため、ある程度知っておいた方がリスクを下げることに繋がると思います。
しかし、焦って勉強せずとも、株式市場を観測し続けることでゆっくり学んで行けばいいと筆者は考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です